Okinawa Motion Picture Festival 2006 −沖縄映像祭−

作品紹介

11月24日(金)

11月24日(金) | 11月25日(土) | 11月26日(日) | イベントプログラム

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『バックミラーの風景』openArt招待作品

夜の国道をウイングロードが走る。運転席の「圭介」は、沖縄に住む運転代行のドライバー。彼は運転中に後方の様子を常に気にしているという変なクセがある。助手席に酔って寝ていた中年男性客の泰男が目を覚まし二人はたわいのない会話を始める。泰男はバカンスで沖縄に来ていたドキュメンタリー番組のナレーター。
泰男は圭介の「バックミラー依存症」をからかい、バックミラーについてのナレーションを即興で始める。車内での会話が盛り上がるうちに、やがて二人はお互いの人生について話しはじめる。車は二人を乗せて幻想の世界に・・・くたびれた中年男と、うしろ向きな若者との間で繰り広げられる、夢と現実が交錯した、ファンタジックストーリー。

監督:LOIC STURANI
作品時間:19分


『ぽつんと空に消えました』県内招待作品

この作品が完成してからもう2年半たつのですが、沖縄の人じゃない僕が見た、感じた沖縄の空気感が出ていればいいなと思って制作にとりかかりました。ハイビスカスの花、白い砂、青い海、雲、などといった表現はすべて排除して、どこまで沖縄を感じさせるかというのがテーマでした。限られた時間の中で可能な限りのことはしましたが手伝っていただいたスタッフに心から感謝しています。

監督:江本正弘
作品時間:約10分


『図書日和』県内招待作品

告るだけが恋じゃない、触れ合うだけが愛じゃない。
それは一冊の本から零れ落ちた 言葉の雫でした。

高校教師の遙は、降りしきる雨をみつめながら、窓の外の景色へ追憶を始め、やがて切ない物語が紐解かれる。
とある図書館、いつも同じ窓際の指定席で読む女子高生の遙。それは様々な恋愛模様が綴られた、分厚い哲学書。その席から見える青年の姿。その横顔、仕草、佇まい。自然発生的に、理屈ではない不意に訪れた気持ち。遙は、彼が自分と同じ本を読んでいることに気付く。図書館を訪れる時間をずらし、彼の読む同じ本を追いかけながら読み始める。声を交わすでもなく、触れ合うわけでもなく、ただただ一つの本を時間差を置いて読み合う不可思議な関係が展開。本に綴られた恋愛のバイブルかのごとき珠玉のモノローグが遙と勇太の声で交錯し、やがて成就の時が・・

監督:座喜味正一郎
作品時間:約30分


『もの』県内招待作品

沖縄に昔から伝わる「神隠し」を題材にした地味なホラー映画。
ホントに地味なんだから。

監督:チームなっちゃん
作品時間:約14分


『忘却の楽園』県内招待作品

やりたいことを好きにやって、さっさと死んでゆくアウトサイダーたちのお話。主人公は不幸な結末へと突き進むのだが、撮影中は気分が良かったので、主人公が不幸のままハッピーエンドにしました。いいの?いいのです。たぶん。B級ノリの軽薄映画です。

監督:岸本司
作品時間:約50分


11月24日(金)

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