作品紹介

文化庁メディア芸術祭セレクトプログラム

image_bunka01 (C) ソバットシアター
  • 「電信柱エレミの恋」
  • 中田 秀人(ソバットシアター)/2009/アニメーション部門優秀賞
  • 下町に立つ1本の電信柱が抱く恋心と葛藤を描いたストップモーションアニメーション 。長い年月をかけて手作業にこだわった画面の質感、心に響く音楽、そしてどこか懐かしくて切ないストーリーが、やわらかな温もりを感じさせる。
image_bunka02 (C) Arai Ryoji/NHK/NEP, Aniplex Inc.
  • 「スキマの国のポルタ」
  • 荒井 良二(原作) / 和田 敏克(アニメーション)/2006/アニメーション部門優秀賞
  • 平面の絵をコミカルに立体(3D)で動かす「パラパラアニメ」という新しい手法でつくられた作品。世界と世界の間にある「スキマの国」で、昔から頼まれた荷物を届ける仕事をしているポルタが繰り広げる物語。
image_bunka03 (C) asitanonki
  • 「DREAMS」
  • 荒井 知恵/2008/アニメーション部門優秀賞
  • 眠っている馬の見る夢。次から次へと変化していくそのイメージは、刺繍で描かれた絵本のようにやわらかな温もりを伝えている。キャラクターが愛らしく、洗練されたおしゃれ感のあるバランスのよい作品。
image_bunka04 (C) 2008 株式会社リンクス・デジワークス
  • 「KUDAN」
  • 木村 卓/2008/アニメーション部門優秀賞
  • 語りかける息子の言葉が聞こえない父。届けられた荷物のなかのマスクをかぶった父は、異次元の空間に入り牛に変身、暗い森のなかに立っていた。現実と異次元の行き来のなかで息子の危機を救った父が親子のコミュニケーションを回復するという3DCGアニメーション。
image_bunka05 (C) 榊原澄人
  • 「浮楼」
  • 榊原 澄人/2005/アニメーション部門大賞
  • 日々の営みが平穏に繰り返される街を、固定した高い視点から見つづけている。四季の変化とともに、女性の一生が見えてくる。
image_bunka06 (C) トーチカ
  • 「ピカピカ」
  • モンノカヅエ+ナガタタケシ/2006/アニメーション部門優秀賞
  • デジカメの長時間露光撮影機能を用い、懐中電灯などの光の軌跡、残像でつくりだされたアニメーション。都市の景色の中で多くの参加者がつくる光の絵が「ピカピカ」とリズミカルに動いていく作品。
image_bunka07 (C) 東芝EMI
  • ACIDMAN short film
    「彩-SAI-(前編) / 廻る、巡る、その核へ」
  • 西郡 勲/2004/アニメーション部門優秀賞
  • 原初的な、根源的な、輪廻、食物連鎖などをイメージして制作。よけいな添加物を使わずに、シンプルで魅力あるものになるように、最低限の線と色だけで構成してみた。ペンと紙だけで生みだされたようなこのアニメーションも、オーガニックな世界なのかも。ラストは観た人がそれぞれ違った印象を感じるように余韻を残した。